市制施行20周年を記念してはじめた「文藝よしかわ」も第4号。

7部門において、年齢も地域も様々に、これまでの最多となる合計370点の作品が寄せられ、その中から珠玉173作品が収められました。

文藝よしかわ

私も全ての作品を読ませて(見させて)いただき、その素晴らしさに悩みながらも「吉川市ならでは」の作品に「市長賞」を贈らせていただきました。

今回は新型コロナウイルスの影響により、表彰式・レセプションが中止となりとても残念ですが、この場をお借りし、受賞された方々、掲載された方々に心からお祝い申し上げます。また、応募いただいた全ての方々、そして今回も選考に関わってくださった先生方に深く感謝申し上げます。

 

多くの方々の力により刊行が継続できている「文藝よしかわ」ですが、そこからさらに新しい展開も生まれています。

今回新設した「創作むかしばなし部門」において優秀賞となった峯健二さんの作品「なまずの人助け」は令和3年度に刊行予定の「吉川むかしばなし第2号」に掲載される予定です。

 

また、「短歌・俳句・川柳部門」の選考委員を務めてくださっている田中章義先生による「こどもハイク探検団」も昨年秋に開催され、子供達が市内を田中先生と共に散策し俳句を詠み、文藝のすそ野が広がると同時に、郷土愛も育まれる機会となりました。

文藝よしかわ

この『文藝よしかわ』から作家やイラストレーターが誕生するその日を思い描きながら、これからも皆さんと共に「文藝よしかわ」の刊行に力を注ぎ、吉川市の文化芸術をさらに大きく深いものにしてゆきたいと思います。

「文藝よしかわ第5号」で、また皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

 
令和2年6月24日
吉川市長 中原恵人