カエル博士となまりん劇場(第7回)なまりん、家を建てる(都市計画道路の整備状況)
都市計画道路の整備状況について勉強しよう
カエル博士となまりん劇場(第7回)
カエル博士:なまりん。おはよう。
なまりん:博士、おはようございます。
カエル博士:前回は、吉川市都市計画マスタープランについて勉強しましたけど、読んでみましたか?
なまりん:はい。読みました。
カエル博士:では、吉川市都市計画マスタープランに、「都市施設」について書かれているところがあるのですが、覚えていますか?
なまりん:と・し・し・せ・つ???
カエル博士:都市計画法では、道路や公園などの施設を都市施設といっています。
なまりん:そぉいえば、吉川市都市計画マスタープランに都市施設って書いてあったような気がします。
カエル博士:吉川市都市計画マスタープランの都市施設には、道路や公園などについてきちんと書かれていますよ。詳しくは、吉川市都市計画マスタープラン全体構想の「都市施設」を見てください。
なまりん:なるほど。でも、なぜそんなことを聞くのですか?
なまりん:博士、道路と都市計画道路って何か違うんですか?
カエル博士:都市計画道路は、都市計画法に基づいてあらかじめ位置、幅員(道路の幅)などが決められた道路のことです。
なまりん:ふぅん。なぜ、都市計画道路が必要なの?
カエル博士:いい質問ですね。吉川市の中心となる部分を形づくるとともに、吉川市の自動車交通を支える重要な道路を都市計画道路にしているのですよ。
なまりん:なるほど。
カエル博士:さらに、道路には交通を処理する働きだけでなく、道路の下には上下水道やガスなどを入れたり、災害を防ぐための空間を確保する働きなど、まちづくりには欠かせないものなのです。
なまりん:都市計画道路には、いろいろな働きがあるんですね。
カエル博士:そのため、都市計画の中で都市計画道路を定めているのですよ。都市計画については、「都市計画ってなんだろう?」を見てください。
なまりん:都市計画道路は、とても大事な道路なんですね。
カエル博士:そうですね。だから、都市計画道路を決めるにあたっては、交通量の予測や道路ネットワークとしての働き、景観や防災などに配慮しながら吉川市全体のバランスを考えて「位置や幅員」などを決めています。
なまりん:都市計画道路は、大事な道路だから、いろいろな事を考えて決めているんですね。私も家を建てるために、いろいろな事を考えて、どこに家を建てるか決めたいと思います。
カエル博士:また、都市計画道路は、大きな道路が多く、つくる費用もたくさんかかるので、計画を立ててからすぐに道路をつくることは難しいので、優先度の高いものから計画的に無駄のないようにつくっているのですよ。
なまりん:ふぅん。そうすると、都市計画道路が計画されている場所には家を建てられないんですよね。
カエル博士:いいえ、都市計画道路が計画されている場所には、将来的に道路をスムーズに作れるように、建物の建築に際して一定の制限がかかっていますが、建物を建てることはできます。
なまりん:一定の制限て、どんな制限なんですか?
カエル博士:都市計画法54条により、(1)階数が2階以下で、地階を設けないこと。(2)壁、柱、床などの主要構造部が木造、鉄骨造、コンクリートブロック造その他これらに類する構造であること。(3)容易に移転し、又は除却することができるものであると認められること。であれば建物を建てることができます。
なまりん:へぇ。家も建てられるんだ。ところで、吉川市に都市計画道路は、どのくらいあるんですか?
カエル博士:いい質問ですね。平成30年3月末現在、吉川市内の都市計画道路は、17路線で長さ23,550メートルです。整備率は、約70.7パーセント(約16,655メートル)となっています。
吉川市内の都市計画道路
- 1・1・1東埼玉道路(幅員50メートル、市内延長600メートル)
- 3・3・1越谷吉川線(幅員25メートル、4車線、市内延長2,740メートル)
- 3・3・3浦和野田線(幅員25メートル、市内延長520メートル)
- 3・3・4三郷吉川線(幅員22メートル、4車線、市内延長4,370メートル)
- 3・3・77三郷流山線(幅員27メートル、4車線、市内延長1,280メートル)
- 3・4・22共保道庭線(幅員16メートル、市内延長1,920メートル)
- 3・4・23木売線(幅員16メートル、市内延長1,270メートル)
- 3・4・24木売関線(幅員20メートル、市内延長1,660メートル)
- 3・4・25関会野谷線(幅員16メートル、市内延長1,860メートル)
- 3・4・51越谷総合公園川藤線(幅員16メートル、市内延長1,180メートル)
- 3・4・66中曽根線(幅員18メートル、2車線、市内延長690メートル)
- 3・4・67高久中曽根線(幅員16メートル、2車線、市内延長980メートル)
- 3・5・32平沼川藤線(幅員12メートル、市内延長1,800メートル)
- 3・5・55関川富線(幅員12メートル、市内延長730メートル)
- 3・5・61沼辺公園線(幅員14メートル、市内延長1,170メートル)
- 3・4・70吉川美南駅東口駅前通り線(幅員20メートル、2車線、市内延長120メートル)
- 3・4・71吉川美南駅東口中央線(幅員18メートル、2車線、市内延長660メートル)
なまりん:それって結構整備されているのかな?
カエル博士:埼玉県内の都市計画道路の整備率は、平成22年3月31日現在では、約54パーセントでした。
なまりん:8年前と比べるのは、どうかと思いますけど・・・。吉川市も頑張っているんですね。
カエル博士:でも、まだ整備されていないところもあるので、住みよさ日本一を目指して、今後も計画的に都市計画道路をつくっていくのですよ。
なまりん:なるほど。博士、今日の勉強はこのくらいにしませんか?
カエル博士:そうですね。今日の勉強はここまでにしましょう。
なまりん:はい。博士、私もいろいろな事を考えて家を建てなければいけないので、次は何について勉強するのですか?
カエル博士:武蔵野操車場跡地地区土地区画整理事業が換地処分されたので、土地区画整理事業について勉強してみましょう。換地処分については、ここ(換地処分って何?)に書かれていますから確認してみてください。
なまりん:換地処分は、この間勉強したので、すこぉし覚えています。次は、土地区画整理事業の勉強ですね。よろしくお願いします。
カエル博士:では、気を付けて帰ってください。
なまりん:ありがとうございました。博士、さようなら。
「カエル博士となまりん劇場(第7回)終了」