カエル博士となまりん劇場(第10回)吉川第一地区地区計画の変更
吉川第一地区地区計画の変更について勉強しよう。
カエル博士となまりん劇場(第10回)
カエル博士:なまりん、おはよう。
なまりん:博士、おはようございます。
カエル博士:なまりん。都市計画について勉強を始めて、今日で10回目ですよ。
なまりん:10回目ですか。早いですね。祝10回。響きがいいですね。
カエル博士:・・・ところでなまりん、前回初めての「宿題」を出しましたが、調べて来ました?
なまりん:はい。もちろん調べました!
カエル博士:それは良かった。それでは、吉川市(当時は吉川町)内で「は・じ・め・て」地区計画が定められた地区で、先日、地区計画が変更された地区はどこですか?
なまりん:はい。それは「吉川第一地区」です。
カエル博士:そのとおりです。では、いつ変更がされましたか?
なまりん:平成25年3月12日です。
カエル博士:そのとおりです。では、吉川第一地区地区計画の変更した内容はわかりますか?
なまりん:うぅん??
カエル博士:ちょっと難しかったかな?吉川第一地区地区計画の主な変更点は2つあります。
なまりん:なになに???
カエル博士:1つ目は、地区計画の名前です。もともと「吉川町第一地区地区計画」でしたが、「吉川第一地区地区計画」に変更しました。
なまりん:博士、なんで吉川町第一地区だったんですか?吉川市ですよ!!
カエル博士:いい質問ですね。先ほど少しだけ説明しましたが、吉川第一地区は吉川市(当時は吉川町)内で「は・じ・め・て」地区計画が定められた地区でした。地区計画が定められたのは、昭和59年で、その当時は「吉川市」ではなく「吉川町」の時代だったのですよ。
なまりん:なるほど!だから地区計画の名前が「吉川町第一地区地区計画」だったんですね。
カエル博士:現在はもちろん吉川町ではなく吉川市ですので、地区計画の名前を変更しました。それと2つ目の変更点は、「建築物の敷地面積の最低限度」を変更しました。
なまりん:建築物の敷地面積の最低限度???
カエル博士:そうです。建築物の敷地面積の最低限度というのは、建物を建てる時に最低限必要な土地の面積の事です。
なまりん:どのように変更したんですか?
カエル博士:いい質問ですね。もともと地区計画で一部の地域には、建築物の敷地面積の最低限度を100平方メートルに制限していたんですが、それを130平方メートルに変更しました。
なまりん:何で変更したんですか?
カエル博士:それもいい質問ですね。理由としては、吉川町第一地区が当初決定した昭和59年当時、吉川町の敷地面積の最低限度の基準は100平方メートルでした。ですので、地区計画でも敷地面積の最低限度を100平方メートルにしました。
なまりん:へぇ。
カエル博士:その後、吉川市の建築物の敷地面積の最低限度の基準は130平方メートルに変更されて、地区計画と食い違いが発生していました。
なまりん:なるほど。
カエル博士:そこで食い違いの解消を目的に変更をしたんです。
なまりん:博士。敷地面積が100平方メートルで家を建てていた人は、30平方メートルの土地を買わないと建て替えができなくなっちゃいませんか?
カエル博士:いい質問ですね。地区計画では、建築物の敷地面積の最低限度を130平方メートルに制限しましたが、例外規定も併せて定めているんです。たとえば、地区計画が変更される前から、敷地面積が130平方メートル無い場合、そのまま建て替えをするのであれば、建て替えができるなど、現在、住んでいる方が不便にならないように定めているのです。
なまりん:それなら良かった。 吉川第一地区地区計画の変更については良くわかりました。博士、今日も勉強はこのくらいにして、雨が降る前に帰りませんか?
カエル博士:そうですね。今日の勉強はここまでにしましょう。
なまりん:博士、ありがとうございました。博士、次回は何について勉強をするのですか?
カエル博士:次回は「都市景観」について勉強しましょう。
なまりん:都市景観?聞きなれない言葉ですね。景観ということは景色のことですね。
カエル博士:そうですね。詳しくは次回、勉強しましょう。それでは今日はここまでにして気を付けて帰りなさい。
なまりん:ありがとうございました。博士、さようなら。
「カエル博士となまりん劇場(第10回)終了」