カエル博士となまりん劇場(第6回)なまりん、家を建てる(吉川市都市計画マスタープラン)
吉川市都市計画マスタープランについて勉強しよう
カエル博士となまりん劇場(第6回)
カエル博士:なまりん。おはよう。
なまりん:博士、おはようございます。
カエル博士:吉川美南駅が開業しましたが、なまりんは、吉川美南駅を利用したのですか?
なまりん:はい、もちろんです。開業式典にも参加しましたが、駅はとってもきれいで、改札口の前には人間国宝(重要無形文化財保持者)の室瀬和美氏作の壁画もありましたよ。壁画の画像はこちら「木精」を見てね。
カエル博士:吉川市内2番目の駅となる吉川美南駅が開業したことにより、市民の鉄道利用が便利になるとともに、吉川駅周辺の交通渋滞がやわらいだり、まちの発展などが期待されていますよ。
なまりん:なるほど。
カエル博士:また、吉川美南駅に折り返し線施設が設けられたことにより、強風や豪雨などの緊急時に折り返し運転が可能となり、武蔵野線の輸送障害の改善も期待されているんですよ。
なまりん:吉川市はさらに暮らしやすくなるってことかな。
カエル博士:そうですね。それでは、吉川美南駅の話はこの位にして、なまりんは、家を建てたいのですよね。
なまりん:そうでした。
カエル博士:それでは、今日は、平成24年3月に一部見直しされた吉川市都市計画マスタープランについて勉強してみましょう。
なまりん:都市計画ますたーぷらん・・・!?
カエル博士:そう、都市計画マスタープランです。
なまりん:はぁ。またまた分からない言葉が…。都市計画マスタープランて何ですか?
カエル博士:都市計画マスタープランとは、都市計画法第18条の2に位置付けられた市町村の都市計画に関する基本的な方針です。
なまりん:ひぃ。
カエル博士:都市計画は、簡単に言うと暮らしやすいまちにするための、一つのしくみですね。
なまりん:はい。
カエル博士:つまり、吉川市を暮らしやすいまちにするために、都市計画の目指す方向について基本的なことが書かれているんですよ。
なまりん:ふぅん。でも、吉川市には総合振興計画がありますよね。
カエル博士:えっ!なまりん、総合振興計画を知っているのですね。それなら話は早いですね。では、図を使って都市計画マスタープランと総合振興計画との関係を確認してみましょう。
カエル博士:このように、吉川市では、より良いまちをつくっていくために、上記のような計画を段階別に立てています。上段の計画に沿って下段の計画を具体的にしていくピラミッド構造です。
なまりん:図にするとわかりやすいですね。でも、私が家を建てるために何か関係があるんですか?
カエル博士:それでは、なまりんに問題です。吉川市都市計画マスタープランは?
なまりん:都市計画の目指す方向について、基本的なことが書かれているんですよね。
カエル博士:その通りです。ということは、地区計画など吉川市が定める都市計画のもとになっているんですよ。
なまりん:なるほど、家を建てるために関係があるんですね。気合いが入ってきました。吉川市都市計画マスタープランには、どのようなことが書かれているのですか?
カエル博士:吉川市都市計画マスタープランには、土地利用のあり方、道路や公園、下水道など将来のまちづくりについての目標や思い描いた姿について書かれています。
なまりん:へぇ。どんな目標なの?
カエル博士:まちづくりの目標は、総合振興計画、市民の皆さんの考え、吉川市の住宅地や田んぼなどの状況を踏まえて、「人と自然をはぐくみ ゆとりとやすらぎのある住みよいまちづくり」という目標を設定しています。
なまりん:なるほど。それで?
カエル博士:この目標は、人と人の結びつきを大切にするとともに、吉川市の特徴である市内を流れる河川・水路や豊かな緑、市街地周辺に広がる田園風景など、水や緑を身近に感じられる環境を大切にし、市民との協働により守り、次世代に残すことで、今後も快適な生活空間に暮らすことができ、安全・安心で住みよさ日本一のまちを目指すということです。
なまりん:素敵な目標ですね!
カエル博士:そうですね。さらに、この目標を実現するために、市全体の思い描く姿、地域ごとの目標や整備の方針などが書かれているんですよ。
なまりん:その吉川市都市計画マスタープランが、最近、見直されたんですよね?
カエル博士:いいところに気がつきましたね。まず、ピラミッド構造の図でもわかるように吉川市都市計画マスタープランの上段にある総合振興計画が第4次から第5次に新しくなったので、それに合わせるために見直したんですよ。第5次吉川市総合振興計画はこちらを見てください。
なまりん:なるほど。
カエル博士:さらに、吉川市都市計画マスタープランは、平成12年3月に作りました。しかし、この間、高齢化が進むことや、二酸化炭素が増えるなどの環境問題、さらには東日本大震災により防災に対する関心が高まるなど、世の中は大きな変化がおこっていますね。
なまりん:なるほど。
カエル博士:その世の中の変化に対応したまちづくりを進めるため、平成24年3月に吉川市都市計画マスタープランの一部を見直しました。
なまりん:世の中変化しているんですね。私も変わらなきゃ。でも、どのようなところを見直したのですか?
カエル博士:高齢化が進むことや、環境問題などに対応するため、徒歩や路線バスなどの公共交通で暮らせるコンパクトなまちづくりを基本にし、駅周辺にお店や文化施設などを集めたり、道路や公園などを、どんどんつくっていくのではなく、今あるものを活かしながら、より役に立つように使っていくことなどに見直しました。詳しくは、「吉川市都市計画マスタープラン」を見てください。
なまりん:わかりました。今度、吉川市都市計画マスタープランをじっくり読みたいと思います。博士、今日の勉強はこのくらいにしませんか?
カエル博士:そうですね。今日の勉強はここまでにしましょう。
なまりん:はい。博士、次は何について勉強するのですか?
カエル博士:そうですね、次回は「3月に都市計画道路三郷吉川線の吉川美南地下道が通れるようになったことですし、都市計画道路の整備状況」について勉強してみましょう。
「吉川美南地下道」
なまりん:次は、道路の勉強ですね。よろしくお願いします。
カエル博士:では、気を付けて帰ってください。
なまりん:ありがとうございました。博士、さようなら。
「カエル博士となまりん劇場(第6回)終了」