「女性と多様な働き方」

  • 先日、「市民交流センターおあしす」にて、市民からの提言事業として「よしかわ女性しごと応援フェア」が開催されました。

 

会場には、農業・福祉・製造・アートなど様々な分野の「市内女性起業家マルシェ」が広がり、「女性応援企業求人紹介」や「キッズコーナー」も設置され、大勢の方で賑わいました。

 

  • 壇上では、市民シンクタンク研究員であり、提言者である中島眞由美さん(NPO法人よしかわ子育てネットワーク代表)や、「多様な働き方実践企業」に認定されている女性経営者の久賀きよ江さん(株・メガネマーケット代表取締役)、化粧品製造ゆえに女性社員を多く雇用している男性経営者の山崎智士さん(株・サティス製薬代表取締役)、また、ご自身のキャリアを活かそうと起業された女性起業家の妹尾百合子さん(株・comgran代表取締役社長)にご登壇いただき、コメンテーターには(株)新閃力代表取締役社長の尾崎えり子さんをお招きし、

「女性と多様な働き方」をテーマに「シンポジウム」も開催されました。

  • そこでは、

「育児経験のある女性を雇用することの素晴らしさ」

「女性が長期で働ける環境をつくるために、女性社員達が先頭に立って組織作りを検討する」

「子育てをしながら自分のキャリアを活かした仕事をするために起業する」

「多様な働き方が可能となる『テレワークオフィス』の設立と子供達へのキャリア教育との連携の必要性」

などの事例が報告されました。

  • 吉川市では昨年春に「産業振興部」を新設し、吉川市の幸福実感向上を目指した「産業振興基本条例」を策定しました。

その中では、

「市民、経営者、勤労者、行政の連携」

「職場と住居の近接化」

「農・商・工の一体的発展」

「女性、高齢者、障害者の活躍」

「子供達へのキャリア教育の充実」

「チャレンジする企業、人への支援」などを謳っています。

 

  • この日開催された「よしかわ女性しごと応援フェア」には、そうした理念が全て含まれており、女性をキーワードにしながらも、高齢者や障害者の活躍を含めた多様性ある働き方が示され、市内産業の発展への新たな一歩が踏み出された日となりました。

 

平成30年12月29日

吉川市長 中原恵人