3回目となる今年の「減災プロジェクト」は「三輪野江小学校区」において開催しました。

大規模地震災害を想定し、「連携の強化」と「市民にとってより現実的な災害対策訓練」をテーマに、自治会、民間、県、国の多くの方々、関係機関が参加してくださいました。

 

今回の「減災プロジェクト」は市街化調整区域で開催することを大きな目的としていました。そうした中で、避難所までの避難が困難な方々が自治会集会所を臨時避難場所とする訓練や、災害時において地域の即戦力として期待される中学生による在宅避難者への備蓄物資移送訓練を実施しました。

 

また、指定避難所での生活が困難な要配慮者を想定し、特別養護老人ホーム吉川平成園のご協力のもと、福祉避難所の開設、要配慮者の移送訓練などの実践的な訓練も実施しました。

「連携の強化」については、自衛隊及び消防による倒壊建物救出救助訓練や東京電力、東彩ガス、NTTドコモによるライフライン復旧訓練、建設業協会による道路啓開訓練など、多くの関係機関が一連の訓練の中で連携し合い、関係強化が図られました。

 

「市民にとってより実践的な訓練」については、上記の自治会や中学生の訓練の他、三輪野江地区で就労している外国人の訓練参加などにより、自助・共助による減災意識の向上、地域の減災力の向上が図られました。

今回、ご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。

来年は、「吉川市減災リーダー」の皆さんのお力や、年間を通じて展開している「減災講演会」「小中学生を対象とした減災教育」など様々な事業での成果をさらに集結し、「水害」を想定し、「中曽根小学校区」で「減災プロジェクト」を展開したいと考えています。

 

来年もよろしくお願いします。

 

【訓練内容】情報伝達広報訓練、安否確認・避難訓練、災害対策本部設営訓練、応急危険度判定訓練、避難所開設・運営訓練、給水訓練、備蓄物資輸送訓練、被害状況調査訓練、道路啓開訓練、福祉避難所開設・設営訓練、ドローンによる被害調査訓練、倒壊建物救出救助訓練、ライフライン復旧訓練、消防団総合訓練、上空偵察訓練、救出救助訓練、各自治会集会所における一時避難場所開設・運営訓練、在宅避難者への物資配送、展示・体験

 

【参加協力】上組自治会、中組自治会、新家自治会、下組自治会、三輪組自治会、兵庫町会、川端自治会、土場自治会、飯島自治会、半割町会、加藤自治会、吉屋自治会、鹿見塚自治会 、関新田自治会、笹沖自治会、笹根自治会、会野谷自治会、中井自治会、皿沼自治会、小松川町会、中島自治会、二ツ沼町会、深井新田自治会、東京電力パワーグリッド株式会社川口支社、東彩ガス株式会社、株式会社NTTドコモ埼玉支店、株式会社サイボウ、星野総合商事株式会社、株式会社ニード、株式会社佐々木建興、吉川市国際友好協会、株式会社NTT東日本埼玉南支店、株式会社伊藤園、株式会社日本環境調査研究所、(一社)環境ロボティクス協会、ヴェオリア・ジェネッツ株式会社、吉川市建設業協会、(一社)埼玉県LPガス協会南東武支部、(一社)埼玉県トラック協会吉川支部、(一社)日本福祉用具供給協会、(一社)吉川松伏医師会、(福)平成会特別養護老人ホーム吉川平成園、陸上自衛隊第32普通科連隊、埼玉県防災航空隊、埼玉県警察吉川警察署、吉川松伏消防組合、吉川市消防団、吉川市立東中学校、吉川市水道課

 

 

平成30年12月31日

吉川市長 中原恵人