第7回 減災プロジェクト(令和4年11月14日)
「吉川市 第7回 減災プロジェクト」
in 関小学校
2011年の東日本大震災後、多くの被災地へ支援活動を行ってきましたが、
その中で、市長さんや関係者、学識者の皆さんが異口同音におっしゃっていたのは
「行政が市民全ての命を守れると思うならそれは驕りだ。
自分の命は自分でしか守れないという厳しい現実を市民一人ひとりに伝えることこそが、行政のやるべき防災・減災活動の一歩目だ」
というお話しでした。
そうした事実を受け、市民一人ひとりの災害への意識向上、
自助力のアップを主なテーマとしてスタートしたのが「吉川市 減災プロジェクト」です。
プロジェクトでは、
「公助」として、国の自衛隊、県の警察・危機管理防災、市の消防の合同訓練や、様々な民間企業・団体による実践的訓練も行い、
「共助」として、自治会単位での避難所設営や要支援者へのサポート、中学生や外国籍の方々の参加などを展開してきました。
コロナの影響により、今回は「公助」の部分は無しとし、参加市民の人数もかなり絞った形となりましたが、
関小学校を会場とし、
関小学校区の自治会の皆さんをはじめ、多くの自治会の方々が早朝より、
避難所開錠、コロナ対策としてのトリアージ受付、そして停電を想定した避難所設営などの訓練を展開されました。
また、「あいおいニッセイ同和損害保険」「埼玉トヨタ自動車」
の皆さんによる災害時に電源として利用できるEV車見学なども実施させていただきました。
参加、協力くださった皆さん、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。
大雨や台風により、これまでに3回の「避難勧告」等を発令している吉川市では、水害は目の前まで迫っている災害のひとつです。
私達行政も出来る限りの対策を進めてゆきます。そうした中で、市民の皆さんと力を合わせ、
「災害時に一人の命も失わないまち」を作り上げたいと思います。
令和4年11月14日
吉川市長 中原恵人