若者支援の充実を目指し(令和6年1月26日)
~「若者支援シンポジウム」を開催~
吉川市では、学識者、高校関係者、支援団体、行政の連携の下、
「義務教育終了後から概ね30歳」までの「ひきこもり状況に苦しむ若者」への支援体制充実を目指し、
協議を重ねてきており、そうした中から様々な施策を展開しています。
私自身の25年を超える「不登校・ひきこもり青少年」への支援活動の中で強く感じることは、
若者一人ひとりの状況に合わせた支援の重要性と共に、その「直接支援」は民間こそが大きな力を発揮するということです。
しかし、当事者・家族と支援団体を繋いだり、施設使用料減免や就労訓練先紹介などのサポート等、
行政が行える「間接支援」も非常に重要です。
そうしたことを踏まえ、これまで協議を重ねてきた委員の方々をお招きし、「若者支援シンポジウム」を開催しました。


埼玉県立大学保健医療福祉部の東宏行教授からは統計をもとにした、現代の若者達の状況考察を、

また、
NPO法人越谷らるご 鎌倉賢哉理事長、NPO法人フォーユー研究会 仲野十和田代表、
NPO法人フリースペースPEACE 鈴木好弘代表からは、支援団体から見える若者・保護者の状況や支援活動の内容等を、
お話しいただきました。



シンポジウムには、お忙しい中、民生委員や社会福祉協議会の皆さん、
各種支援団体の皆さんをはじめとする様々な関係者の方々が参加くださり、
上記の若者状況や、これまでの、またこれからの市の施策を共有してくださいました。
今後も多くの皆さんとの連携の下、
「不登校・ひきこもりを非とせず、その子らしく人生を歩めるためのサポート」を可能とする体制構築を進めてゆきます。

令和6年1月26日
吉川市長 中原恵人
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