吉川市ならではのストーリー(令和7年5月28日)
先週日曜日に開催された「全国植樹祭」の様子をお知らせしましたが、
その前段に、吉川市ならではのストーリーがありました。
・市内企業の「コーワプラス」さんは、稲作が盛んな吉川市で排出される籾殻に注目し、
構成素材の50%以上が籾殻となるプラスチックを開発。
お皿やコップ、スプーンなどを製造されて、全国から注目されており、
籾殻カップ「もみ殻のきせき」は、吉川市産業フェアでの「ものづくりアワード」で優秀賞を獲得。
・市内高校の吉川美南高校では、市長が講師として2回招かれ、
職員も生徒さん達の探究をサポートした、「吉川市のまちづくりをテーマとした、総合的な探究の時間」の授業の中で、
生徒さん達がこの「コーワプラス」さんの製品について発表。
・成人式での「何かアイディアや思いがあればいつでも市長室を訪ねて欲しい」という市長メッセージを受けて、
地元吉川市で活動したいと、市長室を訪ねてくれた東京農業大学に通う大学生。
そんな皆さんを市の農政課がマッチング。
若者達は「コーワプラス」さんを訪問し、籾殻カップについて、説明を受けながら製造過程を見学。
打ち合わせを重ねる中で、カップやパッケージのデザインを担当することになりました。
そうした三者の共動により完成した吉川市オリジナルの籾殻カップが、
全国植樹祭の記念品として、全国からの参加者の皆さんに贈られたのです。
吉川市の教育委員も務めてくださっており、
子供達への地域社会教育、産業教育にも熱い気持ちをお持ちの塩入社長をはじめ、
加瀬課長、「コーワプラス」の皆さん、
熱心に探究を進めた、吉川美南高校の岡田 浩輔くん、野口 統真くん、高橋夢翔くん、
そしてそうした生徒さん達の思いの実現のために様々に調整くださった甲斐教頭先生、
地元吉川市への熱い思いと素晴らしい行動力・アイディアで自らの人生を切り拓く林 隼輝くん。
皆さんの情熱と共動の心に、そして素晴らしい結果に、ただただ感動の日々でした。
お疲れ様でした。ありがとうございました。
今後もさらに、吉川市において、若者×企業の連携の中で新たなものが生み出されるよう、未来が生み出されるよう、
様々に企画してゆきたいと思います。
令和7年5月28日
吉川市長 中原恵人